宅建の資格と仕事

宅建試験の概要

宅建が国家資格であることは先程述べた通りです。国家資格なので当然国家資格試験というものを受けて合格しなければ宅建の資格は取得できません。

 

この宅建は国家資格試験の中でも最大規模を誇る資格試験です。受験者数の数は多く人気の資格なのです。

 

2006年を例にとると、受験者の人数は約20万人もいました。一方宅建の国家資格試験は不景気の象徴とも言われており、不景気の昨今は受験者数も減ってきています。

 

1990年代のバブル期には受験者の人数は約34万人もいたそうです。この宅建こと宅地建物取引主任者の資格とは不動産関係はもちろんのこと、金融関係やその他の業種にも持っていると便利な資格です。そのため法律系の国家資格の登竜門的存在で人気があるようです。

 

宅建の国家資格試験は全都道府県に試験会場があります。各都道府県知事が財団法人の不動産適正取引推進機構という指定試験機関に外部委託して実施しています。

 

宅建の受験資格は特になく、年齢や性別、学歴などの制限は一切ありません。1994年までは高校を卒業していないとその受験資格は得られませんでしたが、今は何もありません。

 

試験は年に1回しか行われません。だいたい毎年10月の第3日曜日に行われています。合否が分かるのは受験の約45日後です。

 

試験は2時間行われます。試験会場は自分が住んでいる地区のある都道府県の試験会場が指定されます。問題は全部で50問あって形式は四肢択一式で、解答はマークシートで行います。